こんにちは。Story's代表の佐藤です。
今回は、システム開発プロジェクトメンバーにフリーランスとして入った際の 1ヶ月目の動きついて説明していきます。
今回は私の10数年のIT経験で体感したプロジェクトに入った際のおおまかな流れを紹介します。
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前提:システム開発プロジェクトメンバーにフリーランスとして入る
まず最初に、システム開発プロジェクトメンバーにフリーランスで入る際の復習をしていきます。
クライアント企業がシステムベンダーに「システム開発をお願いします」と依頼した際に、システムベンダー内の社員さん、パートナーさんがアサイン可能であれば、「PMはAさん」、「PGはBさん」に依頼します。
ただ、要件定義とか基本設計を進めていくディレクターポジションを任せる人材がいない場合、エージェントに業務委託する方向で進めます。
エージェントに業務委託を依頼をし、更に再委託という形で、ディレクターポジションにフリーランスとして入ります。
今回は、入場初日の1日が月曜日だったケースで考えていきます。
プロジェクトの場合は、基本的に土日はクライアント企業が休みなので、稼働してないことが多いです。
なので、月曜から金曜日まで週5日、9時から18時の8時間勤務といった契約のケースです。
1ヶ月目の大きな流れ
まずは1ヶ月のおおまかな流れについて説明します。
<1週目>
初日入場からイントロダクションが始まります。
1週間に1回程度、 エージェントと面談をすることが多いです。
エージェントからすると、フリーランスの感想を聞いて状況把握しておきたいからです。
<2週目>
キャッチアップ期間が始まります。
<3週目>
タスクを任され始めます。
<4週目、月末>
締め作業や作業報告を行います。
その翌月の第1営業日、第2営業日ぐらいに請求書を送ります。
大体この様な流れとなっております。
1ヶ月目でやることの詳細
それでは、各週でやることについてもう少し詳細に説明していきます。
PCセットアップ/顔合わせ
まず、初日の入場時のやることに関しては、リモートワークだとしても、「PCの受け取り」や「顔合わせ」でクライアント企業に出社することが多いです。
クライアント企業に出社して、PCが支給されて、PCのセットアップ を行います。
セットアップはパスワード、メール、Slack、コンフルなどの各種管理ツール、開発環境や本番環境へのアクセス権限申請、VPNの設定となります。
大体半日程度かかることが多いです。
また、入場した際は、クライアント企業のPMポジションだったり、社員さんが関わってくれたりすることが多いので、プロジェクトメンバー同士の顔合わせが行われることが一般的です。
もしその現場で顔合わせができなかった場合は、最初の2週間ほど各種定例に参加して顔合わせをしていくところが多いです。
ここまでの流れは、リモートワークも出社も大きくは変わらないと思います。
イントロダクション
続きまして、イントロダクションについて説明します。
一般的にはオリエンテーション形式で、PMや仕切ってる方がプレゼンなどで業務内容を説明して頂けます。
その後に、自分で確認する為のプロジェクト管理系や仕様関連のドキュメントが配布されることが多いです。
キャッチアップ
この期間では主体的に仕様確認することが大事になってきます。
実際のドキュメントだと、「要件定義書」「画面定義書」「シーケンス」「API」といったものを確認することになると思います。
あとは開発環境を操作できるようにしてもらえることが多いと思うので、徹底的に自分で触って仕様を確認していくことが大事だと思います。
タスク
2、3週目になると細かいタスクも自分が担当になっていきます。
任されたタスクをしっかりこなしていく為にも、特に最初は分からないことやミスをする可能性も多いと思うので、 社員さんや他のプロジェクトメンバーに色々質問することが大事だと思います。
面談
先程紹介しました面談についても補足します。
この面談は特に最初の方は面談の頻度が高いです。
ただ、慣れてくると「月1で大丈夫ですよ」、エージェントさんによっては「ランチミーティングしましょう」となることが多いです。
作業報告
月末には作業報告があります。
この報告は「何日にどういう作業をしたのか」をエクセルなどで日報や月報で管理します。
現場の方に承認印を頂き、エクセルまたはPDFの形式でエージェントに提出します。
これは商流としてはフリーランスはエージェントと契約してるからです。
そのエージェントが作業報告をシステムベンダーに送ることによって、報酬を正式に請求できるようになります。
ここでのポイントは、報告を現場の方にきちんと承認してもらうことです。
最初は忘れがちなので気を付けて頂くことをおすすめします。
請求書
基本的にフリーランスになったら、翌月第1営業日にご自分で請求書を発行することが必要になります。
まとめ
今回は簡単に1ヶ月目の動きを説明しました。
1ヶ月目は「基本的にはキャッチアップ期間」としてクライアント企業も見てくれていることが多いです。
ここで「胡座をかくことなく」、「主体的に動いてキャッチアップして」、「タスクをちゃんと回してく」といった姿勢は本当に大切になります。
初月で「この人ちょっと合わないな」「スキルマッチしてないな」と思われると、契約を解除されて切られる可能性が高いので、姿勢は本当に大事です。
フリーランスは不安定と言われてしまうのも、その方の姿勢によっては切りやすいからということが原因です。
なので、初月でタスクをきちんとこなすことで、クライアント企業の信頼を勝ち得ていくことが大切になります。