佐藤: 本日は、株式会社エンコネクトの代表高橋さんをお招きしております。高橋さんよろしくお願いします。
高橋社長:よろしくお願いします。
佐藤: 高橋さんなんですが、もう今年商が?
高橋社長:まぁ…10億くらいですね?はい
佐藤: 10億くらいですね…はい。でもそれもだってここ数年でしたよね?たしか
高橋社長:この2年で。
佐藤: おぉ。
高橋社長:はい。3000万、3億、10億というかたちで、今伸びてきています。
佐藤: 良いですね。その伸びが。
高橋社長:うんうん。
佐藤: そういった伸びが今ノリに乗っているエンコネクトの代表をお招きしてですね、まずは、どう起業されてきたのかそういった生い立ちの部分も踏まえて、簡単に自己紹介して頂ければなと思います。
高橋社長:はい、わかりました。
「田舎にいたら何もできない」の一心で田舎を出たが・・・
高橋社長:改めまして高橋と申します。僕の出身は北海道の北見市常呂町という、もう人口4千人のちっちゃい町だったんですよ。
最近でこそ、カーリングで有名になりまして、あの銀メダルをとったロコソラーレというチームが。
佐藤: あー、はい。
高橋社長:わかりますか。あのキャプテンの本橋麻里が同級生だったりするんですけど、はい。
佐藤: え、マリリンですか。
高橋社長:はい。「田舎にいたら何も出来なかった」っていう吉田選手の言葉が刺さったんですけど、僕は田舎にいたら何も出来ないと思って、出てきたタイプです。
もうこんな田舎嫌だっていうのがきっかけでとにかく地元を離れたい、地元離れたいという一心で勉強してきて。
どうやったら地元を出られるかなと思ったらもう技術だった。ITだったら東京や大阪の方が良いんじゃないかというので、出て行ったっていう感じですかね。
佐藤: なるほど。
高橋社長:そこから、就職でパナソニックに入って、パナソニックでは電子部品を結構扱っていたので、当時だとiPhoneであったりとか今でいうテスラとか、ああいう関連の仕事をして、2年目からもうシンガポールでしたね。
佐藤: シンガポールに。
高橋社長:はい。シンガポールでの仕事をずっとしながら。大変でしたよ。当時はiPhone4から5sくらいまでの開発に携わっていたんですけど、思い出してもらったら分かるんですけど、3日間長蛇の列とかああいう時期であったわけですよ。そこの検査工程の責任者をやっていたんですよ。で、作れ作れという依頼に対して、えー、作れない。ハハハ。
佐藤: あははは。
高橋社長:でも、それ作れなければ、損害賠償だよみたいな。
佐藤: そこまでいったんですか。うわ。
高橋社長:その狭間にいる僕。だからもう毎日毎日が追われている生活。
「この人生の延長線上は楽しいのか?」ドキドキしながら起業の道へ
高橋社長:でも、それこそ聞こえは、大手にいて、海外でやって仕事も優秀みたいなのでいいと思ったんですけど、自分の中で、全体の中の一部で終わっていく人生になるなっていうのは結構思っていて。
佐藤: なるほど。やっぱりその大手、本当に凄い企業じゃないですか。そこのよく言う歯車になっちゃうみたいな。
高橋社長:うん、そうですね。もう歯車だし、家と会社の往復だし。
佐藤: あー。はい。
高橋社長:なんなら海外にいたので会社と会社の往復ですよね。ハハ。
佐藤: あっ、そういうこと。はは。
高橋社長:寝に帰って会社、寝に帰って会社、しかなかったので。もうこの人生の延長線上は楽しいのかなってずっと考えていた時期が、24〜27歳ぐらい。
佐藤: 結構若い時期に、やっぱりご経験されていますね、それは。
高橋社長:そうですね、本当にタイミングも良くて、良いきっかけで海外に行かせてもらったのはすごい成長でしたね。
だけど、どこかで変えないと変わらないなと思って、27歳で起業を決意して。
佐藤: 27歳、社会人何年目ですか?その時。
高橋社長:5年目ですね。丸5年働きました。
佐藤: 丸5年かあ。でもたしかに、ここ同い年、同級生なんですよ実は。
やっぱり私も5年目の時でした。
高橋社長:はい。起業?
佐藤: 起業。そうそう。まぁ、フリーランスでしたけど。
高橋社長:3年目、5年目、10年目って区切りがあるような。ちょうど27歳だったので、変えないとなって思いながら、でもドキドキしながら、僕は大阪に人脈も経験値もなかったので、そう、何もない状態からえい!やー!って飛び込んだ感じです。
佐藤: なるほど。シンガポールから戻ってきたのは大阪?
高橋社長:そうですね。大阪で。
佐藤: 大学は大阪でもなかったんでしたっけ?
高橋社長:えっと、大学は北海道だったので。就職で大阪のパナソニック本社にいて。
佐藤: うん、なるほど。その本当に縁もゆかりもない地で、そもそも日本での社会人経験がすごく少ないですよね?
高橋社長:少ないですね。まぁ日本とシンガポールの往復ではあったので、日本にももちろんいましたけどね。
でも、経営やっていくにあたっては知り合いがいないといけないとか、社長さん知っていないといけないっていうのもあると思うんですけど、僕にはゼロ。
もう友達ゼロからの大阪生活スタートだったので、最初はそこの部分から始めましたね。
佐藤: 例えば私だったらSEやっていたから、フリーランスでやってきたってところがあるんですけど、今は事業が多岐にわたるから、何をしてきたの?っていうのが正直あるんですよ。
コネなし、友達なしのゼロからのスタート。何から始めたのか?
高橋社長:最初は人と出会うことを大事にしていたので、手段はあんまり問わなかったですね。
僕ができることってなんだろう?って全部書き出した時に、パソコンだけは小学生から触ってきたっていうのがあったんですよ。
だからホームページだけなら作れるんじゃない?っていうくらいの勢いで。
大事だったのは、全ての業種と出会える仕事にしようと思ったんですよ。
だからホームページを持っていない会社ってないじゃないですか。
佐藤: ない。
高橋社長:ね?個人事業であったり、大手であってもどんな人でもホームページがある。
であればそれをやっていれば全ての人と出会える、と思ったのでホームページを選んだ。
佐藤: なるほど。
高橋社長:それだけです。ただ、別に僕はWeb屋になりたかったわけじゃないので、それを通じて色々な経営者さんと出会ったりとか、きっかけをもらったりチャンスと出会ったりとかっていうことを意識してずっと3年間くらいやっていましたね。
そのきっかけの中で自分がやりたい事なんだろうっていうのを追求していった結果、今は飲食店もやるし、資金調達もやるし、資産運用もやるし、もちろんウェブ、マーケティングもやるし、サウナ事業もやるし(笑)
佐藤: そうだ、ハハハ(笑)
高橋社長:もう遊びながら。ビルが一棟あるんですけど、その中ですごく遊びながら仕事をしています。
佐藤: はい。たぶんここら辺にビルの写真が出ていると思うんですけど。
高橋社長:あ、本当?サウナのね?
佐藤: そうそう。
高橋社長:もうみんな羨ましがります。
佐藤: テントサウナでしょ?
高橋社長:テントサウナ。はい、屋上でバーベキューできますから。
佐藤: いいなー!けどそうやって、今だけを切り取ると本当羨ましいな、すごいなってなると思うんですよ。
でも当時のさっき言っていたWeb系をやっていた、Web制作をやっていた時にたぶん出会っているじゃないですか。
高橋社長:うんうん。
佐藤: だからお互い結構走り出しのところを、お互い知っているから、
高橋社長:うん、そうですね。
佐藤: やっぱりあの時って正直きつかったですか?
高橋社長:きついですよ。27歳でパナソニックの時、年収600万くらいだったかな。で、フリーランスになった瞬間に年収200万まで落ちましたからね(笑)。超きつかった。
佐藤: たしかに、そう!これ皆さんびっくりするかもしれないですけど、本当に、当時7、8年前くらいですよね?たぶん。
高橋社長:うん、そうですね。
佐藤: それぐらいの時ってフリーランスとか一人で働くっていうのが今みたいに一般的じゃなくて。
高橋社長:うん。まだフリーランスって言葉がなかったですよね。
佐藤: なかったですね。だから仕事をとってくる手段もかなり限られたし、単価もめちゃめちゃ安かったですよね。
高橋社長:安い。なんなら自信もないから最初はタダで良いんでやります、からスタートしていて。
佐藤: うっそー。やったんですかそれ。
高橋社長:まず実績が無いじゃないですか、無名なわけですよ。タダでやりますからスタートして、でもちょっと生活できないな…次10万円でやりますにして、10万円で生活できないな…。同じものを翌日、ウチ30万円です!ドキドキする。
だって昨日まで10万円って言っていたものを今日30万って言うんですよ?めちゃくちゃ内心、買ってくれるのかなぁ…みたいな。そこから50万円にしてっていうような感じで。ハハハ。
佐藤: 分かる。あれさぁ、50…だいぶ崩れてきちゃうんだけど(笑)なんか、50万の壁ってあったよね?やっぱり。
高橋社長:いやぁ、あった。全然。
自分の中で、それでもいけるんだっていう一個一個を自信にしてきて、大きい仕事になって、自分が成長すると付き合う人も大きくなっていって。
今でこそね、大手の方とか、何十億も稼がれている方とかね。っていうお付き合いになりましたけれども、当時はなんかもう……ビビリだから。ハハハ。
佐藤: 分かるー。
高橋社長:自分に自信がない。大手にいると大手の看板で仕事ができるじゃないですか。
佐藤: うんうん。
高橋社長:もうフリーランスって看板が無いから。
看板の無い仕事に自分が看板だって言って、その第一歩が最初の壁かもしれないですね。
佐藤: 最初の仕事をとる感じと、発注を受けるタイミングと、あと請求書を送るタイミング、あれ怖いよね。
高橋社長:ていうかね、請求書の書き方すら分からなかった。
佐藤: 分からなかった。本当に。
高橋社長:そう。だから何も分からないところ。本当に。
「あっ、税金って払わなきゃいけないんだ。」そういうレベルから、本当に全部ゼロからやってきた。
でもそのゼロからの経験が大事で、大手の中にいると誰かが一部を全部やってくれている。それだと本当に分からない。
仕事をやってますっていう気になるけど、自分で全部やっていないから、分からないところを、一歩踏み出して自分でやってみることがすごく大事。
今の時代は会社にいながらでもイントレプレナーっていって、社内起業家としても活動できる。
それをやることで、結果的に大手の資本を使いながら新しいこともできるし。
佐藤: うんうん。
高橋社長:イントレプレナーとして、ゼロからやるのも良いけどリスクも伴うので、両方の選択肢がすごく広がった時代だなって思いますね。
当時よりも今は本当に起業しやすくて、出会えるし、SNSを使えばすごい有名人の方、経営者の方とも会えるし。
インターンシップっていう制度を使えばベンチャーで働くこともできる。
選択肢が多い中で、自らの選択を狭めないでほしいなっていうのが、今色々な人に会いながらよく話す話ですね。
佐藤: たぶんこういう風にね、見てくださっている皆さんって、まさにそういったところを知りたいって方が多いと思うんですよ。
高橋社長:うん。
佐藤: やっぱり、そういったこれからの方々へのメッセージ、一言があれば。
高橋社長:一言あるとするならば、自分がワクワクする方に進んでほしいなって思います。
安定とか福利厚生とかね、結構安定思考になりつつあるんですよ。二極化すごくしていて。
佐藤: そうですね…うん。
高橋社長:チャレンジする人はすごく羽ばたいていて、リスクも伴うけれど。
だけど、多くの人が経済が悪くなって円安が、日本が、ってなかで、どうしても公務員とか安定というところを選びがち。
だけど、それが本当に自分のやりたい事でワクワクしているのか、本当にそのために生まれて仕事として生きているのかっていうことを自分に一回聞いてもらった上で、難しい方にチャレンジしてほしいなって僕は思います。
その方が面白いし、やりがいもあるし、生きているなっていう感じにもなると思うので、ぜひチャレンジをしてほしいなって思いますね。
佐藤: はい。ありがとうございます。
やっぱりチャレンジ…良いですね。
本当に若い時に色々な経験を積んだことが、今自分の糧になっているじゃないですか。
ぜひ見てくださった皆さんも一緒に行動していって、チャレンジして、自分のステージをより一個ずつで良いから上げていきたいですよね。
高橋社長:そうですね。
佐藤: はい。もし何かこういった、高橋さんにも聞いてみたいなってことがあったら、DMとか大丈夫ですよね?
高橋社長:はい。全然何でも送ってください。
佐藤: はい。ここら辺にあると思うので。
ぜひエンコネクトを。サウナも。大阪にあるので。使ってあげてください。
高橋社長:はい。大阪に来た際には、新大阪駅から歩いて10分でウチの事務所に来られますので、ぜひサウナに入りに来てください。
佐藤: はい。じゃあ皆さん、本日はありがとうございました。
Story'sチャンネルでは、高橋さんみたいに自分で行動してきて、今まさに成功を掴もうとしている、掴んできているっていう方をゲストとしてお招きして対談を続けていきます。
なので、皆さんこういったところもまたぜひご覧いただければなと思います。
本日は本当にありがとうございます。
高橋社長:ありがとうございます。
佐藤: では、皆さんまたお会いしましょう。